清心病院で出産するときの医療内容




医師について


2007年現在、産婦人科には2人の韓国人医師がいる。
金先生は日本で医師免許を取っているので、会話には全くストレスがなく相談しやすい。
鄭先生はベテランで、手術の経験も豊富だが、ほとんど日本語を話せないため、診察の時はいつも看護婦さんの通訳が必要である。

曜日と午前午後で、2人の先生が交代で外来の診察を行っているが、金先生の担当のときの方が患者が多い。
また、清心病院で出産予定の患者と、そうでない患者に対しての診察姿勢が大きく異なるという話もある。


他病院への搬送リスクについて


せっかく清心病院で出産しようとしていても、やむなく他病院へ搬送されてしまうケースがまれにある。

  1. 土日祝日と夜間の緊急帝王切開
    -->麻酔科の先生が病院に来ないため。
  2. 元気のない未熟児を出産した場合
    -->小児科がないため


他病院への搬送は、韓国の健康保険加入者であればまだよいが、そうでない日本在住日本人にとっては経済的に厳しい。
搬送されないようにただ祈るしかない。

また、やむなく他病院へ送られて出産しても、大母様は赤ちゃんの名前をつけて下さるそうである。


帝王切開について


清心病院では、過去の出産がすべて帝王切開である場合、必ず帝王切開になる。(一度でも自然分娩していればOKとのこと)
逆子の場合も必ず帝王切開である。
医療天使はいるけれども、とにかくリスクを避ける方針であるようだ。

手術後の痛み止めに関しては、2003年には点滴による痛み止めの説明は病院側から全くなく、筋肉注射のみであったと思われる。
しかし、現在は、入院時に継続的痛み止め使用の同意書に記入すれば、点滴による痛み止めを使用してもらえる。
筆者は、2003年と2007年に清心病院で2度帝王切開を行ったが、2回目の方が断然痛くなく、手術翌日から楽に立ち上がることができた。
やはり、2003年に手術を行った時は、点滴による痛み止めを使用していなかったのだろう。

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